苦手な同僚との人間関係を乗り越えるコツ
介護士の中には、退職を考えるほどの悩みを抱えている人もいるでしょう。例えば、施設の方針や運営に不満を持っている人もいますし、結婚や出産などライフステージの変化にどう対応すべきか迷っている人もいます。他にも、働きに見合った給与がもらえなかったり、労働量が多くて体力的にきついといった理由もあります。
様々な悩みがありますが、その中でも特に顕著なのが同僚との人間関係の悩みです。人の数だけ価値観がある以上、考え方や性格が合わないことはよくあることです。ただ、介護現場はチームプレイであるため、相手に違和感や嫌悪感を感じたとしても、我慢して協力していかなければいけません。それがストレスとなり、辞める人の割合は多くなっています。
そんな介護士同士での人間関係の悩みで多いのが、上司の理不尽な指導のせいで、どう動いていいのかわからないというものです。このような悩みにぶつかった場合は、それを一つの課題と捉え、色々なやり方を学べる機会だと思うようにしましょう。積み重ねていくことがスキルアップにつながります。
また、介護業務をこなすためにはこまめなコミュニケーションも必要です。それを乗り越えることができれば、どんな場所に就いてもうまくやっていけるはずです。それでも辞めたくなった時は、数年後の自分を想像してみましょう。資格を取得して役職に就いている自分や、給料がアップしている自分を想像すると、モチベーションを保つことができるのではないでしょうか。
ただ、人間関係の悩みの中には、いじめやハラスメントの問題もあります。職場によっては、現場全体が険悪ムードになっているような場所もあります。こうした実態は、入ってみないとわからないものですし、実際にいじめやハラスメントは想像以上に心を蝕むものです。
嫌がらせのショックで、休みの日もゆっくり休めなくなることもあります。そうなってしまっては、いつか心も体も壊れてしまいます。自分を守れるのは自分しかいません。どう動いても改善しないと感じる場合は、すばやく辞める選択をしましょう。